人生を仕舞う

人生をどう仕舞っていくか。遺せるものはあるか。

「返事・挨拶・ありがとう」が言えない

週1回、学童保育室でアルバイトをしている。

小学校1年生から4年生くらいまでが利用する、学校が終わってから親が迎えに来るまで過ごす施設だ。

びっくりすることはいくつもあるが、ほとんどの子どもが返事、挨拶、ありがとうを言わない。学校の教員ではないから馬鹿にしている面もあると思う。

時間が来た時、「本を読むのを止めてかたずけて」と言っても、片付ける子はいない。「なんでかたづけないといけないんだよっ!」って言ってくる子もいる。

バイトなので時給さえいただければよい。教育しようとは思わないから何もしない。

迎えに来た親も挨拶はできない。

昔なら「お世話になりました」と言って帰っていたと思う。

所詮共働きの家庭なので、満足な教育はできていないとは伺えるが、こんな子供が社会に出ていくのかと思うとぞっとする。

というか、学童保育室で育った子供たちはすでに社会に出ている。

だからこんな社会になってしまったんだろう。

子どもは親の鏡だ。