人生を仕舞う

人生をどう仕舞っていくか。遺せるものはあるか。

「・・・のに。」が付くと愚痴になる。

自分の時間を割いて、相手に付き合う。

おいしかったから、相手に送る。

以前欲しがっていたので、何かの機会にプレゼントする。

見返りを求めてやっているわけではないと思っていた。

 

次に会った時、お礼を言ってくれない、感想を話してくれない。

自分の行為が役に立っていないのでは?気に入らなかったのでは?と考えてしまう。

 

昔、母はお裾分けでいただいた料理が入った器をお返しする時、何かしらの物を入れ、空のまま返すことはなかった。

相手も見返りを求めてお裾分けしてくれたのではないと思う。

ただ、器を返された方はどうであろう。

「よろこんでくれたんだ、お裾分けしてよかった。」と思うであろう。

 

「・・・くれない。」と思うのは、想定した見返りが得られなかった時の感情だ。

だから、相手に対し、まったく見返を求めない行為はないのかもしれない。

些細なことでもいい、一言でもいい、次に会った時にそのことを話してもらうと「役に立った、喜んでもらえた」と実感できる。

 

「したのに」、「送ったのに」・・・

「・・・のに。」、「・・・のに。」・・・

のに が付くと 愚痴になる。。